10年以上前にうっかり鍵を失くしかけた経験があります。
それまで、keyケースに入れてポケットに入れていたのですが、あるとき飲み屋でうっかりトイレに落としてしまいました。
幸い店の人に見つけてもらって事なきを得ましたが、その後はkeyケースが信用できなくなり、どうやったら絶対に落とさないか悩んでいました。
あるとき、映画を見ていると、刑務所の看守が腰に鍵がたくさんジャラジャラ付いた輪を見て、これだ!と思いました。
ただ、さすがに輪は大きすぎるので、keyチェーンにしました。
チェーンに家の鍵、自転車の鍵、親元の実家の鍵、会社の鍵と4つで、日々、ジャラジャラ持ち歩いていました。
チェーンなので、ベルトフォルダに付けたまま、施錠、開錠できるので、失くす、盗まれる危険がありません。
しかし、よく若い人達もジャラジャラ、ファッショナブルに付けています。
どうも、keyチェーンの発祥が気になり、調べてみると、発祥はどうもアメリカ、文化の最先端地のニューヨークでした。
みなさんご存じのとおり、ニューヨークは非常に治安が悪く、ひったくりや強盗が頻繁に発生している状況でした。
特に、狙われやすいのは観光客など余所者でした。
ニューヨーク在住者に比べ非常に狙われやすかったらしいです。
犯罪者にとってのリスクは、ひったくりや強盗が成功しても顔がバレてしまって、警察に通報されるとその後の犯罪がしにくくなります。
そのため、地元の人を襲うことはしなかったそうです。
そうなると、セキュリティーのため、ニューヨーカー達は地元民であることをアピールするため、地元の証、自宅の鍵や職場の鍵を持っているぜ!と知らしめるために、keyチェーンに鍵をたくさん付けて歩き回っていたそうです。
それが、観光に来た人達の注目を集め、世界中に広がり、ファッション化したそうです。
たかだかkeyチェーンですが、ニューヨークでは拳銃を携帯しているのと同じような効果を持っているみたいですね。
何か、失くさないようにしようとkeyチェーンを付けている自分がすごく幸せに感じました。