鍵のエピソードは記憶に残ります。

鍵って今までの辿ってきた人生を感じます。
新築を買う為に色んな複雑な経緯を得て、やっと全て終わった後に、不動産屋から鍵をもらった時は感激でした。
それまで狭いアパート暮らしだったので、やっと念願の家に引っ越しが終わった時は達成感に満たされるものです。
偶にハリウッド映画でも家を買って、カギを渡されているシーンが登場しますが、それまで銀行ローンの承認や、書類の内容に間違いないか一つ一つ慎重に進めた結果契約をして最後の受け渡しでカギを貰えるのですから、本当に感無量になります。
ある時、そのカギを無くしてしまい鍵屋に来てもらった事もあったり、今考えると鍵のエピソードは色んな状況であります。
まだカーシートに乗るほど小さい子どもを車に寝かせて一寸だけ買い物をするはずだったのが、車のカギが車に置きっぱなしで開けられなかった事もありました。
あの時はパトカーが偶々通りかかったので頼みましたが、開けられず、がっかりしていると、その店の近くの店主が慣れているらしく、いろんな工夫をしてやっと開いた時も嬉しかったです。
子どもが車の中からロックを外してくれるぐらい成長をしていれば問題は無かったのですが、あの時はまだそれが出来るような年ではありませんでした。
また、エンジンをかけっぱなしで一寸買い物だからと、外へ出た途端にロックをしてしまった事もありました。
あの時は友人に家まで行ってスペアキーを持ってきて貰ったものでした。
丁度主人が出張中で、子供が家にいました。
その都度、寿命もちぢむ程脈も高くなってしまったものでした。
その後は、車のカギは必ず2個持つようにしています。
今の家を買って渡された鍵を受け取った時も嬉しかったです。
もう、今後は家の引っ越しは無いような気がします。
本当は、その後直ぐにカギを全て鍵屋に頼んで、取り替えた方が良かったようですが、そのまま使っています。
ドアのカギでない場所のスペアを一つ無くしたので作ろうとしましたが、これは無理のようです。