鍵というのは大切なものを守るものとして非常に重要なものです。
ただ、その言葉の使われ方としては日常的に使われている鍵というのはちょっと正確性にはかけるところがあります。
というのは、鍵というのは錠とセットで使われる言葉で、大切なものを守るのはこの錠の役目であって、この錠を開ける役目をするのが鍵というわけです。
ただ、日常的にはこの錠も鍵もまとめて鍵と使われていることが多いので錠のことを鍵といっても通じるようになっています。
日常会話では錠というよりは鍵といったほうがつうじるかもしれません。
鍵と錠の歴史はかなり古いもので、古代のローマ時代にはすでにあったようです。
日本でも古くからさまざまな鍵と錠がつくられています。
大切なものを守るのが錠の役目なので、錠は技術の進歩とともにかなり独特な進歩をしていて、今も進歩をつづけています。
よくしられているものでは南京錠といったものやシリンダー錠といったような錠については耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
南京錠などは時代劇などで倉庫などを守る扉にとりつけられているものをよくみかけます。
そして、最近技術の進歩が激しいのが錠です。
特徴的なものとして暗証番号錠というものがあります。
これは暗証番号を記憶しておいて、その番号を入力すると錠があくというものですが、鍵となるものが物ではなく、数字やアルファベットを記憶するという点でかなり特徴のあるものといえます。
そのため暗証番号をわすれたりすると、錠があかなくなるということにもなってしまうというものでした。
この点が物が鍵となっている場合はその鍵をなくすと錠があかないという場合と違うところでした。
この記憶や物を鍵とする場合の欠点を補うものが生体認証錠です。
これは、網膜や血管といったような個人の特徴を鍵とするので、暗証番号を忘れるといったことや、鍵をなくすといったようなことがないので、非常に便利となっています。
ただ、そのかわり設備に費用がかかるといったことがあります。